何度新しく作っても結局小バエの餌食になり、ダメになってしまう魔法の土。近所の人に聞いても、その人も知り合いが利用していたのを聞いただけらしいのですが、虫にやられてダメになったと言っていました。
図書館で土の作り方の本を借りたら、魔法の土に良く似たものを発見しました。ボカシ肥と呼ばれるもので、微生物の分解作用で(魔法の土と一緒です)今の季節なら一日で、50度以上になってしまうようです。50度を超えるとせっかく発生増殖した微生物が死滅するので、こまめに混ぜないといけないそうです。発酵液と腐葉土などを混ぜて魔法の土を完成させるのに、ジェイペック(魔法の土の作り方を教えてくれた会社)からは、7~14日程度かかると言われています。ですから、材料を混ぜて、魔法の土を完成させるまでのこの期間は、こまめに温度のチェックをして様子を見ておかないといけないかもしれません。ここまで手がかかるとは思わなかったので、こんな手間をかけたくないと思われる人も多いと思います。(私もそう思います)近所の方は、手間がかからないやり方が一番だと言う事で、庭に穴を掘ってそこに生ゴミを入れ、少し土をかぶせていると言われました。時間がかかりますが有害なものは使っていないので、身体にも土にも良いと言っていました。自宅にあるものを少しでも有意義に利用して有機栽培に役立てたいと思いましたが、まだまだ道のりは険しそうです。落ち葉で腐葉土を作る方法も偶然見つけたので、それも試してみようかなと思っています。
ここまで頑張らなくてもお金を出せばすぐ良いものが出来るのかもしれませんが、今のご時世、お金ばかりに頼ってられないとついつい思ってしまいます。それに私が好きな料理家、シェフたちは、自分で有機栽培をしてその収穫したものを自分で調理して楽しんでいます。また自分で作った料理を本当においしそうに食べています。その人たちは、やっぱり良いものを作ろうと思ったら手をかけてあげないといけないと言っています。良い土からよい野菜が取れて、良い土から良い動物が育つ。土が動物・食物の原点だと言います。どこまで彼らに追いつけるか分かりませんが、家族がいい加減止めてと言わない限り続けて行きたいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿